2103あびこガイドブック日本語版
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杉村楚人冠記念館(市指定文化財)長い廊下の向こうから、文人たちの笑い声がきこえてきそう。楚人冠が我孫子に定住する時に建てた母屋を記念館に利用。関東大震災を経験し二人の子を失った楚人冠は、屋根が軽く倒れにくい建物を建築家に希望した。サロン。楚人冠のコレクションである明治から昭和のジャーナリズムに関する本が並べられている。作りつけの本棚は、我孫子の名工佐藤鷹蔵に依頼。杉村楚人冠は明治から昭和まで活躍した国際的ジャーナリスト。もともと別荘として使っていたが、関東大震災の後、家族とともに我孫子に移住し、昭和20年に亡くなるまでここで過ごした。庭には好きな椿を植え、所々には紅葉する樹木。当時は庭に水が流れ、手賀沼の景色を間近に見ることができたという。大正ロマンを感じさせる建物は、映画ロケなどにも使われている。杉村楚人冠記念館twitter杉村楚人冠記念館HP■所 我孫子市緑2-5-5 ☎04-7187-1131■開 9:00~16:30(入館は16:00まで)■休 月曜日(祝日の場合は次の平日)、 12月29日~1月3日、館内整理日■¥ 一般300円ほか ■歩 我孫子駅10分(750m)6

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